【北京=尾崎実】中国国営の新華社によると、新疆ウイグル自治区ウルムチの検察当局は6日までに、3日の大規模デモの発端である注射針を使った傷害事件で、容疑者のウイグル族4人を最高刑が死刑となる公共安全危害罪で起訴した。
傷害事件の続発をきっかけに治安対策に不満を持った漢族が体制批判を強めるなか、中国当局は厳罰で臨む姿勢を示し、反発を沈静化したい考え。ただ、ウイグル族の犯行と断定したことで、民族間の対立を一層増幅させる恐れもある。
日経 2009年9月7日
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