国連総会出席のためニューヨークを訪れたポンペオ米国務長官は22日、中国政府によるイスラム教徒の少数民族ウイグル族に対する弾圧について「自国民のイスラム教の信仰や文化を抹殺する試みだ」と強く批判した。カザフスタンなど中央アジア5カ国の外相との会談で述べた。中国の反発が予想される。

 中国は、自治区でウイグル族を強制収容していることを「テロ対策」だと正当化している。

 ポンペオ氏は、弾圧は「テロとは無関係だ」と中国の主張を否定した上で「全ての国々が、中国のウイグル族に対する政策に反対すべきだ」と訴えた。

2019/9/23 西日本新聞
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