チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラで3日から続いていた世界の亡命チベット人の代表による特別会議は5日、閉幕した。チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(84)の後継者選出を巡り、主導権を主張する中国に資格はないと拒否し、ダライ・ラマのみに権限があると宣言する決議を採択した。

 ダライ・ラマ14世はこれまでダライ・ラマ制度の廃止もあり得るとしてきたが、決議は制度継続を求めた。11月には高僧による別の会議も予定され、同様の表明がなされるとみられている。亡命政府はチベット人の総意としてダライ・ラマに制度継続を訴え、確定させたい考えだ。

2019/10/5 西日本新聞