中国の人権問題などを調査する米議会の超党派委員会は30日、中国で国家分裂罪に問われ服役中のウイグル族学者、イリハム・トフティ氏を今年のノーベル平和賞候補に推薦したと発表した。「ウイグル族と漢族の相互理解と調和を平和的に促進した」というのが推薦理由だが、中国当局の反発を招くのは必至だ。
 北京にある中央民族大の経済学者だったイリハム氏は、インターネットサイトを通じ新疆ウイグル自治区での民族問題を取り上げ、民族間の和解を提唱。国家分裂容疑で逮捕され、2014年9月に無期懲役の判決を受けた。
 超党派委員会は昨年10月に公表した年次報告で、イリハム氏をノーベル平和賞候補に推薦する方針を表明していた。委員長のルビオ上院議員(共和党)は「中国共産党・政府が、ウイグル族などイスラム教徒の少数民族に対する広範な人権侵害を続ける中、これ以上(平和賞候補)推薦に適切な時はない」と強調した。

2019年01月31日 時事
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