インド亡命中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(82)の後継者15世について、今年末にも同仏教各派の高僧がチベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラに集まり、選出方法の議論を始める計画があることが分かった。近年体調を不安視する声があり、後継選びへの注目が高まっている。亡命政府のロブサン・センゲ首相が共同通信のインタビューで明らかにした。
 後継者はダライ・ラマ死去後に生まれ変わりを探す「輪廻転生」制度で選ばれる伝統がある。しかし年単位の時間がかかるため、ダライ・ラマを「チベット独立派」と敵視する中国が、この間に独自に15世指名を強行することを亡命チベット社会は警戒。事前に“正統な後継者”の道筋をつける狙いがある。

 センゲ首相は「2018年末か19年初め」に高僧が集まる会議を開いて「後継問題を議論する」と表明。現行の「死後の転生」制度のほか、ローマ法王庁のような高位聖職者による選出と、ダライ・ラマ自身による指名が選択肢だとした。

産経 2018.1.29
http://www.sankei.com/world/news/180129/wor1801290021-n1.html