今日、4月15日、カンゼ市内(四川省カンゼチベット族自治州カンゼ県カンゼ)で1人のチベット人が焼身抗議を行った。警官隊が倒れている焼身者に向かって消火器を使っているビデオがネット上に流れている。近づこうとするチベット人を長い棒を使って追い払う警官の姿も映っている。
焼身者は警官隊に連れ去られ、生死を含めその後の消息は情報遮断も行われ未だ伝わっていない。ただ「僧侶であったらしい」という情報が流れている。

1ヶ月ほど前の3月18日にも同じカンゼ州のニャロンで24歳のペマ・ギェルツェンが焼身抗議を行っている。彼の生死も未だ不明のままである。当局による大規模破壊が現在も行われているラルンガル大僧院も同じカンゼ州内にあり、カンゼに近い。相次ぐカンゼでの焼身抗議にはこの影響も考えられる。

<続報:4月18日>
焼身者の氏名はワンチュク・ツェテンと判明。年齢は30歳代。18日の午前中は生存しているとの情報が流れていたが、夜になりVOTが死亡確認と報じた。

これで、チベットの焼身抗議者の数は内地148人、内外合わせ154人となった。
この内129人の死亡が確認されている。

参照:4月15日付Tibet Times チベット後版
4月17日付RFA英語版

ルンタ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51882619.html