昨日、3月18日現地時間午後4時頃、カム地方ニャロン(四川省甘孜チベット族自治州新龍県)にあるツォカ僧院近くの路上で、ペマ・ゲルツェン、24才が焼身した。明らかに中国の終わらぬチベット人弾圧に抗議するための焼身と思われる。
焼身後の現場近くの様子をビルの一室から撮ったと思われる1分ほどのビデオが、フェースブックなどに上げられている。その中には大勢の警官が走っている様子などが映っている。

チベットでは蜂起記念日である3月10日前から特に厳しい警戒態勢が敷かれていた。カンゼ一体は3月10日前からネットなどは遮断されていたと言われるが、この焼身後徹底的な情報遮断が行われているらしく、警官隊に連れ去られたというペマ・ゲルツェンの生死その他の詳細は未だ伝わっていない。

今年初めてのチベット人による中国政府に対する焼身抗議であり、2009年以来これで内地147人、外地の6人を合わせ153人が焼身したことになる。

詳細が伝わり次第、追記する。

参照:3月19日付Tibet Net 英語版
3月19日付Tibet Times チベット語版

ルンタ 2017年03月19日
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51881560.html