チベット亡命政府(インド北部ダラムサラ)のロブサン・センゲ首相は12日、東京都内で記者会見し、チベットの高度の自治を求めるチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の穏健策「中道のアプローチ」を支持してきた米国の立場が、トランプ政権の下で継続されるとの期待を示した。

 その上で、ダライ・ラマとトランプ大統領の面会が実現する可能性があるとの見方を示した。

 また東・南シナ海で中国が海洋権益の拡大を図っていることに言及し「チベット問題はチベット人だけの問題ではなく、世界の問題だ」と指摘。日米など国際社会に重ねて支援を呼び掛けた。(共同)

2017/2/12 共同
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