スウェーデンの情報機関SAPOは27日、ある外国の依頼に応じてチベット難民らに対しスパイ行為をはたらいていた容疑で男1人を逮捕したと発表した。SAPOはスパイ行為がどの国のために行われたかについては明らかにしなかった。
 SAPOの声明によると、26日に逮捕された男は「他国の求めに応じて」スウェーデン国内のチベット人社会に関する情報を、違法に収集していたという。また「情報は他国勢力のために働く情報員の元へ送られていた」という。

 SAPOは逮捕された男の氏名や国籍を明らかにせず、また男がどの国のために働いていたのかについてや、スウェーデン国内のどこでスパイ活動を行っていたのかについても明かさなかった。また関わっていた外国勢力が中国であるのかとの質問には、返答を拒否した。

 スウェーデンのチベット人組織「チベタン・コミュニティー・イン・スウェーデン(Tibetan Community in Sweden)」のニマ・シャーロカンサー(Nyima Sherlhokangsar)代表は、現在スウェーデン国内には130人あまりのチベット人が住んでいると述べた。また事件について「ショックを受けている。我々は(そうした行為があることを)一切疑ったことがなかった」と語った。

2017年02月28日 AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3119528