香港の社会が動揺している。市民が選んだ議員に対し、中国が失格を宣告するという初めての事態がおきたからだ。

 この習近平(シーチンピン)政権の動きは、不当な介入であり、市民が反発するのは当然だ。香港の自治を最大限尊重すべきである。
 きっかけは、香港の独立を訴え当選した立法会(議会)の新人2人の宣誓ログイン前の続きだった。

 「香港は中国ではない」との横断幕を掲げ、中国をおとしめる発言をした。そのため宣誓は無効とされ、香港政府が裁判所に2人の失職を申し立てた。

 だが、その裁判所の判断が出る前に、中国全国人民代表大会(全人代)の常務委員会が「有効な宣誓をしなければ職に就けない」との判断を下した。

 2議員は失職する見通しだ。常務委の担当者は香港独立の主張を「国家の統一、主権と領土保全を…>>>全文

2016年11月9日 日経