日本新聞協会(東京)加盟5社の報道陣が21日午後(日本時間同)、中国西部チベット自治区ラサに到着した。チベットは外国メディアの入境が規制されており、同協会が手配する報道陣が中国政府の取材許可を得てチベット入りしたのは7年ぶり。
 空港から市街地までの高速道路沿いには「民族団結を加速」「美しい中国チベットを建設」などと訴える看板が数々あった。青蔵鉄道の終点ラサ駅前には歴代中国国家主席らの顔写真のポスターが掲げられ、周辺ではビル建設が進んでいた。

 24日まで滞在し、チベット仏教最高指導者の歴代ダライ・ラマが鎮座したポタラ宮や名刹(めいさつ)ジョカン寺(大昭寺)などを訪れるほか、地元メディアとの意見交換も行う。

2016年09月21日 時事通信
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