中国・北京で1989年6月4日に起きた天安門事件当時、学生リーダーだった王丹氏が3日、東京都内で記者会見し、中国の人権状況について「習近平体制下で著しく後退した」と非難した。
 王氏は「習氏は胡錦濤前国家主席らと全く異なる。胡氏らは社会にいくらかの余裕を残していたが、習氏は社会を破壊している」と批判した。

 また、現在台湾に住む王氏は5月に発足した台湾の蔡英文政権に対し、「中国の国家と社会を区別することが必要だ」と提言。台湾で得られる中国情報は政府に関するものが多いが、中国の市民社会では政府とは異なるさまざまな動きが起きていると指摘した上で、台湾はこうした市民社会に接触し、対中政策に役立てるべきだとの認識を示した。

 王氏は東京で開催される天安門事件27年関連のイベントなどに参加するため来日した。

2016/06/03 時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060300732&g=int