[映画.com ニュース]チベットの小さな村の11人が、聖地ラサとカイラス山への2400キロメートルを1年かけて“五体投地”で行く巡礼旅を描いた「PATHS OF THE SOUL」(英語題)が、「ラサへの歩き方 祈りの2400km」の邦題で7月に公開される。

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巡礼旅を通し、チベットの人たちの生き方を浮かび上がらせるために、実際の村人が自分自身の役を演じ、ラサまでの道のりを五体投地で進む姿をリアルに映した劇映画。「こころの湯」「胡同のひまわり」のチャン・ヤン監督が、“祈る、歩く、眠る、笑う”というチベットの人たちのシンプルな生き方と20年来の同地へのあこがれを映像化した。村を出発するところから五体投地で進む姿を映すのは世界初の試みだ。

五体投地とは、合掌し、両手・両膝・額(五体)を大地に投げ出し、うつ伏せ、その後立ち上がるという動作を繰返して進む礼拝方法で、この度公開された日本版ビジュアルでは、ラサのポタラ宮をバックに、11人の巡礼メンバーの中の最年少の少女が一生懸命に祈りながら五体投地をする姿がシンボリックにデザインされている。

「ラサへの歩き方 祈りの2400km」は、7月シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

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