ダライ・ラマ法王は、「チュニジア国民対話カルテット」が今年のノーベル平和賞を受賞したことを祝し、書簡を送られた。その中で法王は、次のように述べられた。

「チュニジア国民対話カルテットの皆様は、大変な困難に直面されながらも、宗教や政治信条において対立する双方を粘り強く対話に導き、対立を解消されました。皆様の功績は、対話と非暴力という平和的な方法によって自由と民主主義を求めているすべての者にとって模範であり、励みになるものです」
「現在、さまざまな地域が争いや暴力に直面していますが、私は、人間はみな人類というひとつの家族であり、兄弟姉妹であるということを思い起こすならば、平和な社会を実現することができると確信しています。今年のノーベル平和賞は、武力ではなく対話という平和的な方法によって争いを解決することに取り組んでいる多くの個人や組織の前進を後押しするものとなるはずです」

2015年10月10日 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
http://www.tibethouse.jp/news_release/2015/151012_Nobel_Peace_Prize_151010.html