ANSA通信などによると、ローマ法王フランシスコが、ローマ訪問中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世との面会を断ったことが分かった。


 バチカンの報道官は12日、「(中国との)微妙な状況のため」と述べており、断交中の中国との関係改善を目指し、中国側の反発を配慮したとみられる。

 ダライ・ラマは12日に開幕した「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」のため、ローマを訪れた。サミットを巡っては、当初の開催予定地だった南アフリカが、中国への配慮からダライ・ラマへのビザ発給を拒否。ほかのサミット参加者が抗議し、開催地がローマに変更された。

2014年12月14日  読売
http://www.yomiuri.co.jp/world/20141213-OYT1T50103.html