「新生活はここから始まる」。宣伝文句がむなしい。北京から南へ約450キロメートルにある河北省邯鄲(かんたん)。2千戸の入居を見込んだ高層マンション群が建設途中で放置され、墓標のように立ち並ぶ。今夏、地元の不動産開発会社の経営者が資金繰りに行き詰まり、失踪した。

 残ったのは完成のめどが立たないマンションと、“バブル”に踊った地元の住民だ。9月末、この会社を訪れると、もぬけの殻となったオフィスの前で…>>>全文

2014/10/22 日本経済新聞