中国国営新華社通信は29日、中国北西部の新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県で28日早朝、武装グループが派出所や地方政府庁舎を襲撃し、数十人が死傷したと報じた。英BBC放送(電子版)は死者は13人と伝えている。
 警察当局は現場で犯行グループ数十人を射殺したという。同当局は「周到に計画された組織的なテロ」と断定した。

 新華社によると、刃物を持った集団は派出所などを襲った後、別の地域に移動しながら市民らに切りつけた。また車両31台を破壊、うち6台に放火した。武装グループの詳細は不明。

 地元の警察当局は、漢族とウイグル族の双方に死傷者が出ているとしている。

 同自治区では、5月下旬に区都ウルムチ市で起きた爆発事件で39人が死亡するなど、ウイグル族によるとみられる無差別殺傷事件が続発している。

2014.7.30  産経
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140730/chn14073000280002-n1.htm