中国夕刊紙「北京晩報」は26日、テロ対策にあたる北京の「特警」(特殊警察)に、テロリストに遭遇した際、警告なしで発砲できる許可が与えられたと伝えた。


 新疆ウイグル自治区で起きた車両突入・爆発事件などを受けた措置で、北京では、主要繁華街でのテロ事件発生時は1分以内で対応する態勢が整えられている。

 一方、習近平・共産党総書記(国家主席)は26日、党中央政治局会議を開催し、同自治区で今後、少数民族ウイグル族などの就職環境の改善や貧困対策などを柱に、社会の安定を図る方針を打ち出した。反テロ対策など力による封じ込めを続けてきながら衝突事件が相次いでいる現状への政権の危機感を示すものだ。

読売 2014年05月26日
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140526-OYT1T50196.html