【ニューデリー共同】インド下院(定数545)の総選挙は16日開票され、野党のインド人民党(BJP)が単独過半数を獲得して圧勝、10年ぶりに政権を奪還した。BJPの首相候補で、西部グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏(63)の新首相就任が確実となった。

 モディ氏はツイッターで「インドは勝利した。良い時代が来る」と勝利宣言。与党、国民会議派の複数の幹部は敗北を認めた。

 GDP成長率が失速し、高インフレに陥った経済の現状に対する有権者の不満が、04年から続く会議派政権を直撃した。人口12億の国民は地方経済の再生で実績を挙げたモディ氏に希望を託した。

2014年5月16日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014051601001218.html