ウイグル族射殺認める=「敵対勢力」がデマと当局−中国・新疆

新疆ウイグル自治区アクス地区カルピン県で12日、ウイグル族青年が警官に射殺された事件で、同自治区政府系ニュースサイト「天山網」は17日、青年がオートバイで検問所を2回突破し、警官が空に向け威嚇発砲したところ、銃を奪おうとしたと報じた。青年は撃たれて負傷し、翌日に死亡したと認めている。

 同サイトは事件に関し、警察当局の話として「国外の敵対勢力」がデマを流したと主張。ウルムチ市民1人がデマを広めたとして、拘留15日の処分を受けたとしている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアによると、青年はオートバイで赤信号を通過、発砲を受け死亡した。現地ではこれに抗議する住民のデモが起き、多数の参加者が拘束された。

2014/04/17 時事
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041700669