和歌山県高野町の高野山大で13日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が法話を行い、公募で国内外から集まった僧侶など約600人が聞き入った。

 ダライ・ラマは仏教の歴史や各国の宗教を説明。「すべての宗教は愛情や慈悲の心を高めなければならない」などと呼び掛け、「異なった宗教観によるトラブルや問題があり心が痛む。もっと忍耐する実践を積んでほしい」と話した。

 真言密教とチベット密教の学術交流を図るため、高野山大が約2年半ぶりに招いた。14日には法話を聞いた約600人に、チベット仏教に伝わる宗教儀式「胎蔵マンダラ灌頂」を行う。

2014/04/13 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014041301001725.html