チベットの住民が中国の支配に反発して起きた「チベット動乱」から55年を迎えた10日、チェコの首都プラハなど各地の自治体や公立小中学校など599の施設が一斉にチベットの旗を掲げた。チベット住民や人権侵害に苦しむ世界の人々への支援の気持ちを表明するのが狙い。チェコのメディアが伝えた。

 チェコは、共産政権下のチェコスロバキア時代の1968年に民主化運動「プラハの春」が旧ソ連軍中心のワルシャワ条約機構軍に弾圧された経験があり、共産党による一党支配や人権侵害に対する嫌悪感が強い。

 チェコのチベット支援団体によると、チェコでは96年に4施設が3月10日にチベットの旗を掲げ始め、今年は昨年よりさらに132施設増えた。(共同)

2014.3.10 産経
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140310/erp14031023370009-n1.htm