韓国紙・朝鮮日報の中国語版ウェブサイトは4日、中国を訪問した英キャメロン首相が「チベットは中国の一部」であることを認める発言をしたと報じた。

中国国営新華社通信は2日、英キャメロン首相が同日、北京の人民大会堂で李克強首相と会談した際、「チベットは中国の一部」だと認め、「チベット独立を支持しない」と表明したと報じた。「英国は中国の主権と領土の完全性を尊重する」との立場を示したという。
キャメロン首相が今回、チベット問題で中国への支持を強調したのは、昨年の痛い思い出があるからだ。首相はもともと昨年秋に中国を訪問する予定だったが、昨年5月にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマとロンドンで会談し、訪中計画が突然、中国側から取り消された。当時の中国側の態度は強硬で、投資計画の保留も表明していた。

英国は中国との関係回復に約1年も費やした形。両国は2日、2億ポンド規模の研究開発基金を設立し、最新技術分野での協力を強化することで合意した。双方は経済や科学分野で10項目を超える契約にサインした。

キャメロン首相は今回、閣僚6人と企業家150人以上を含む過去最大規模の訪中団を率いている。中国は英国高速鉄道プロジェクトに最高で500億ポンドを投資し、英国の原子力発電分野への投資も拡大させることを決定した。

だが、キャメロン首相の「経済だけを語る」今回の訪中の旅について、英メディアはあまり良い評価を下していない。首相は過去26年間の内戦で最多で10万人が死亡したとされるスリランカの人権問題は非難しながら、中国の人権や少数民族問題には沈黙を保っているからだ。

新華経済 2013年12月04日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/367756/