【北京時事】中国・北京市の天安門に車が突っ込み、炎上した事件について北京市公安局は、共産党統治に不満を持つ新疆ウイグル自治区の独立派による犯行とほぼ断定した。車に乗っていたウイグル族とみられる3人以外の共犯の特定を急いでいる。習近平指導部にとって11月9日からの党の重要会議・第18期中央委員会第3回総会(3中総会)を控え、絶対的な安定が求められる時期に入ったが、「偉大」な毛沢東主席の肖像画の真下で起こった「テロ」に衝撃を受け、厳戒態勢を敷き、ウイグル独立派を力で封じ込める方針だ。
 ◇「重大事件」と通知

 28日正午ごろ、天安門広場前のメーンストリート・長安街沿いに走る幅約10メートルの歩道には観光客があふれていた。3人が乗った白い小型四輪駆動車は天安門左側から右折。歩道に入り込み、肖像画下の金水橋までの約500メートルを猛進、人々を次々とはねた。結局、3人を含めた5人が死亡し、日本人男性1人を含む38人が負傷した。
 29日付中国紙・環球時報(英語版)によると、不審な車を見つけたパトカーが追走したが、車は金水橋の欄干に衝突し、炎上した。中国メディア関係者は「明らかに決意を持った行動だ」「自爆テロだ」と指摘した。

 北京市公安局は28日夜、市内のホテルなど宿泊施設に「28日に重大事件が発生した」として捜査協力を求める通知を配布した。新疆ウイグル自治区のホータン地区グマ県と、トルファン地区ピチャン県ルクチュンの男2人の実名を「容疑者」として列挙したほか、「違法容疑車両」として4台の小型四輪駆動車の新疆ナンバーを記し、「10月1日以降の宿泊者や駐車車両を調べ、手掛かりを発見すれば、すぐに報告する」よう要求した。

2013/10/29 時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013102900873