観光やビジネスなどで中国を訪問した外国人旅行客が1〜9月の累計で前年同期比5.0%減の1936万3100人だったことが20日、中国国家観光局の統計で分かった。微小粒子状物質「PM2.5」による大気汚染への懸念が強いためとみられる。

 地域別ではアジアが5.9%減、欧州が4.5%減など、アフリカ以外は軒並みマイナスだった。国別では日本が23.8%減と落ち込みが最も激しく、中国への旅行客数がトップの韓国も3.7%減となり、米国も2.5%減だった。

 9月単月の日本人旅行客は前年同月比7.3%減と15カ月連続のマイナスだった。日本人旅行客は昨年、沖縄県・尖閣諸島をめぐる関係悪化の影響で大幅に減ったが、反日デモから1年がたっても大気汚染の懸念から前年割れが続いている。(共同)

産経 2013.10.20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131020/chn13102018320006-n1.htm