香港紙、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は11日、中国の胡錦濤前国家主席が在任中にチベット自治区で虐殺を行ったなどとして、チベット族の団体がスペインの裁判所に胡氏を訴えたと伝えた。裁判所は団体の1人がスペイン国民であることから審理することを決めたという。

 中国外務省の華春瑩報道官は11日の定例記者会見で「チベット問題で内政干渉しないよう求める」と述べ、反発した。

 華氏は「中国政府を攻撃し、中国と(スペインなど)関係国の友好関係を破壊しようという政治目的ははっきりしている」とチベット族の団体を批判。スペインに対し「分裂活動を行う場を提供しないよう求める」と述べた。(共同)

産経 2013.10.11
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131011/chn13101123310007-n1.htm