香港紙・明報は23日、中国山東省の済南市中級人民法院(地裁)で22日に無期懲役の判決を受けた元共産党重慶市委員会書記の薄熙来被告が法廷で「判決は不公正だ」と叫んだと報じた。判決公判を傍聴した消息筋が明らかにした。
 消息筋によると、薄被告は公判が始まった時は平静で、比較的軽い刑になる望みを持っていたようだった。しかし、収賄罪などで無期懲役を言い渡されると、激高して、「事実から懸け離れている。(裁判は)公開されず、公正でもない。根拠がある私や弁護士の意見を全く採用しなかった」と大声で抗議した。
 判決公判では通常、裁判長が最後に「上訴するか」と被告に確認するが、薄被告は大声を張り上げて強制的に退廷させられたため、意向表明の機会はなかった。

時事 2013/09/23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013092300359