中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)は15日までの2日間、中国やフィリピンなどが領有権を争う南シナ海の「行動規範」策定に向けた第1回公式高官協議を中国・蘇州で行った。

 双方は今後、「着実に協議を前進させる」ことで一致したが、中国の習近平シージンピン政権は、行動規範策定まで時間をかけ、その間に既成事実を積み重ねて南シナ海の実効支配を強化する狙いだ。同時に、米国と中国が共に参加する10月上旬の東アジア首脳会議(EAS)をにらみ、協議に応じる姿勢は強調することで、米国の批判を封じる思惑もある。

 協議の冒頭、中国の劉振民外務次官は各国代表を見渡し、「協議が双方に前向きなシグナルを送るようにしよう」と述べた。だが、焦点の行動規範に関する協議は、双方の協力を巡る議題より後回しにされた。

2013年9月16日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130916-OYT1T00467.htm?from=navr