東京・護国寺では5月にダライ・ラマ法王日本代表部事務所主催によるチベットフェスティバルトウキョウ2013が開催された
 会場で飲んだバター茶は少しこってりとした塩味のミルクティーといった味わいだったが、カーチェン・ロサン・シェーラプ師によれば、現地ではミルクをあまり入れず、とろっとしたポタージュのような飲み物だという。ちなみに、「チャタン」と呼ばれる飲み物もあり、こちらはお茶に塩とバターを加えただけで、撹拌しないそうだ。

 カプセの他にも、チベットの「甘味」には、やはりお正月の食卓に並ぶ、ツァンパにバター、粉チーズ、黒砂糖を混ぜたお菓子「マルセン」や、幸運の象徴である、甘味のある草の根「ドゥマ」を入れた炊き込みご飯などがあるという。やはり優しい甘味の食べ物なのだろうかと想像しながら、今回の探検は終了。

 この次はチベットの空の下で、チベット菓子とバター茶を味わってみたいものです。

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日経 2013/7/28