ネパールの貧しい村で恵まれない人々のために支援を続け、「OKバジ(OKおじいさん)」の愛称で親しまれている東京都出身の垣見一雅さん(73)が6日、桐生市を訪れ、1993年から20年に及ぶ活動を支援者に報告した。
 桐生市には、全国にある垣見さんの支援団体のうち、最初に設立された「OKバジを支援する会」がある。一時帰国した垣見さんは、市昭和公民館で開かれた同会主催の活動報告会で、学校新設やトイレ整備といったネパールでの活動を次々と報告した。

 垣見さんにはネパールの新聞記者らも同行しており、「日本からは教育や保健衛生、つり橋の建設など、いろんな分野で支援いただいている」と会員らに感謝を表明した。

 報告会で会員らから計約1200万円のカンパ金の目録を受け取った垣見さんは「きちっとした教育を受けた人が出てきて、村が変わった。これからも教育の発展のために(カンパ金を)使いたい」と語った。

2013年6月7日 読売新聞
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