【北京時事】欧州連合(EU)が中国製太陽光発電パネルに対する反ダンピング(不当廉売)関税の暫定適用に踏み切ったが、中国側は一定の譲歩を引き出せたことに手応えを感じている。一方で中国政府は5日、EU産ワインのダンピング調査の準備に入ったと発表。制裁への強い支持を表明したフランスへの報復措置であるのは明白で、中国の意にそぐわない国を「見せしめ」にすることにより、引き続きEU内の切り崩しを図っていく構えだ。
 中国商務省の沈丹陽報道官はこの日、EUが暫定税率を低く抑えたことを評価し、「欧州側がさらに誠意を見せ、話し合いを通じて双方が受け入れ可能な解決方法を見いだせるよう望む」とする談話を発表した。その上で、「EU産ワインに対するダンピング、補助金の調査手続きに着手した」と言及した。

 2012年の中国の欧州産ワイン輸入量のうち約6割がフランス産。中国では生活が豊かになるにつれ、ワイン輸入量が増えており、反ダンピング関税が課されれば、仏産ワインが打撃を受けるのは必至だ。 

時事 2013年6月5日
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