春節(旧正月)から15日目の元宵節を迎えた24日、中国各地は有毒物質を含んだ濃霧に包まれた。中央気象台は警報を出し、外出時にマスクを着用するよう注意するとともに、元宵節を祝う花火や爆竹を減らすよう呼び掛けた。

 元宵節で春節期間は終了。25日から経済活動が本格的に再開するため、汚染が一層拡大する可能性が高い。

 北京中心部では数百メートル先のビルがかすむ中、所々で花火を打ち上げる爆音が響いた。中央テレビによると、北京の観測地点では6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」と、2番目に悪い「重度の汚染」を記録した。新華社電によると、江蘇、山西、河南、浙江などの各省も濃霧に包まれた。(共同)

産経新聞 2013.2.24
http://sankei.jp.msn.com/