中国の2012年末のインターネット利用者が5億6400万人に上り、ネット普及率が前年末比で3・8ポイント増えて42・1%になったことが分かった。政府系機関の中国インターネット情報センターが15日、報告書を発表した。

 短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」などが世論形成に影響力を持つようになっており、中国当局は政府に批判的な言論が広まらないようネット管理を強化している。

 報告書は、スマートフォン(多機能携帯電話)の普及などで携帯電話を使ったネット利用が拡大し、農村部の住民や低所得者層のネット利用を促していると分析している。

 12年末の携帯電話でのネット利用者は、ネット利用者全体の74・5%を占める4億2千万人に達した。微博の利用者も前年より5873万人増え、3億900万人に上った。(共同)

産経新聞 2013.1.16
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