EU=ヨーロッパ連合は、再生可能エネルギーとして急速に普及している太陽光発電に使うパネルを巡って中国が不当な補助金を支出したとして、調査に乗り出したことを明らかにし、太陽光パネルを巡るヨーロッパと中国の貿易摩擦が激しさを増しています。
これは、8日、EUの執行機関であるヨーロッパ委員会が発表したものです。それによりますと、中国製の太陽光パネルとそれに関連する電池などの部品について、中国政府が不当な補助金を支出してEU域内に輸出することで、域内の企業との競争力を高め市場をゆがめている疑いがあるとしています。

ヨーロッパ委員会では、EU域内の太陽光関連メーカーでつくる業界団体が行った不服の申し立てを裏付ける十分な証拠がそろったとして、今回、正式な調査に乗り出したとしています。

太陽光パネルを巡っては、EUは中国側が太陽光パネルなどの価格を不当に引き下げて輸出したというダンピングの疑いでもすでに調査を進めています。

これに対し中国政府は、6日、EU加盟国こそ太陽光パネルなどに関する製品に対し不当な補助金を支出しているとして、WTO=世界貿易機関に提訴したと発表したばかりで、EUが事実上の対抗措置を打ち出したことで、太陽光パネルを巡るヨーロッパと中国の貿易摩擦が激しさを増しています。


NHK 11月8日
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121108/k10013357701000.html