−−韓国の信者に話をしてほしい。

「宗教的な信念も(他の信念と同じように)理解と観察、理性的な思考を通過してこそ確固たるものになる。 各自の知性を活用し、仏はどんな方で、教えは何かを論理的に理解しようと努力しなければならない」

4日の一般法会では配偶者の選択に関する悩みから人類進歩のアイデアまで、さまざまな質問が出てきた。 欧州人・日本人・韓国人など聴衆も幅広かった。


−−仏教では敵(enemy)をどう見るのか。
「仏教徒として私が仏や親に寛容と憐憫を発揮する機会はない。 敵は自分に寛容と憐憫を発揮する機会を与える人だ。 これを通じて今日の敵が明日の友になることができる」

ダライ・ラマは韓国仏者との面談で政治に関する質問は受けないと述べた。 しかし5日の記者懇談会では政治関連の発言を避けなかった。


−−独島(ドクト、日本名・竹島)問題はどう解決すればよいのか。

「韓国は日本を必要とし、日本は韓国を必要としている。 全体的な視点で接近しなければならない」


−−診断はやさしいが、実践が難しい。

「結局は教育の問題だ。 若い世代をきちんと教育しなければならない」

ダライ・ラマはすぐに中国に対する遺憾を表した。 問題は中華主義だと述べた。

「文化であれ言語であれ自分たちが最高という行き過ぎた民族主義はよくない。 私も以前は仏教が最高の宗教だと話したが、今はそうでない。 特定の疾患によく効く薬があるように、ある精神的な雰囲気に最もよく合う宗教があるはずで、一般的に一つの宗教が最高だということはできない」

ダライ・ラマと韓国仏者との面談はBTN仏教テレビが準備した。 仏教テレビは12日午後10時に今回の行事を放送する。

2012年11月07日 中央日報/中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/740/162740.html?servcode=400§code=420

日本で会ったダライ・ラマ、独島めぐる韓日葛藤の質問に…(1)