バングラデシュ南東部コックスバザール地区で9月29日から30日にかけて、インターネットの交流サイトにイスラム教の聖典コーランを侮辱する写真が掲載されたとの情報が広まり、暴徒化したイスラム教徒数千人が少なくとも10の仏教寺院と住宅40棟に放火した。AP通信が1日、報じた。
 交流サイトのフェイスブックに、地元の仏教徒の若者が燃やされたコーランの写真を載せたとして暴動が広がったが、実際に写真が掲載されたかどうかは不明。警察によると、暴動で20人が負傷したという。

 バングラデシュはイスラム教徒が約90%を占め、仏教徒は約1%。9月には、米国で制作されたイスラム教の預言者ムハンマドの侮辱映像をめぐり、激しい反米デモが起きた。(共同)

2012.10.1  産経
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121001/asi12100120370000-n1.htm