28日に北京で開かれた中国共産党中央政治局会議で、薄煕来・前重慶市党委書記の党籍剥奪、司法機関送致が決定した。調整が難航していた第18回党大会の開催日も11月8日からと決めた。次期最高指導部である政治局常務委員や軍事委員会のメンバーも同会議で決定したとみられる。党大会を前に党内で展開された激しい派閥抗争が一段落したといえる。薄氏の厳しい処分が決定されるまで、党内の各勢力間でギリギリの調整が行われたとみられる。
 薄氏と胡錦濤国家主席派との対立は数年前から香港メディアなどに伝えられてきた。しかし、薄氏は江沢民前国家主席から深い信頼を得ており、次期党総書記に内定している習近平国家副主席と同じ太子党(元高級幹部子弟で構成)に所属し、党内で大きな影響力を持っていた。

 薄氏の腹心の王立軍・重慶市副市長が米総領事館に駆け込み、妻の谷開来氏が英国人実業家を殺害したことが2月以降、明らかになったことで、江氏らは薄氏を失脚させることに渋々同意したが、刑事責任を問うことには反対したとされる。

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2012.9.29 産経