独自動車大手フォルクスワーゲン(VW) (VOWG_p.DE: 株価, 企業情報, レポート)は23日、およそ1億7000万ユーロ(2億2500万ドル)を投じ、中国西部の新疆ウイグル20+ 件自治区ウルムチに新工場を建設すると発表した。
年間生産能力は2015年以降、5万台になるとしている。

ウイグル20+ 件自治区は中国国内の中でも貧しい地域で、イスラム教徒のウイグル20+ 件族と漢民族による対立が続いている。

投資額や生産能力が比較的小規模にとどまったのは、こうしたリスクを反映している。

VWのマルティン・ウィンターコルン最高経営責任者(CEO)は「中国自動車業界の先駆者として、われわれは同国の産業発展と中独の経済関係に重要な後押しを提供した」とし、「提携先と共に、この先駆者精神を中国西部地区にも拡大する」と述べた。

ウィンターコルンCEOは1月、中国自動車市場に先陣を切って進出した同社に対し、中国政府が製造拠点を西部地域にも拡大することを検討するよう、要請してきたことを明らかにしていた。

VWはまた、1991年に設立した第一汽車集団(FAWグループ)との合弁事業に関して、提携期間をさらに25年間延長することで合意したことを明らかにした。

2012年4月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/t