中国浙江省温州市の高速鉄道事故を受けて当局への抗議集会がネット上で呼び掛けられていた上海や北京、温州などの集合指定場所では7月31日午後、集会の動きはなかった。
 集合場所に指定された温州市のファストフード店前には警官の姿はなく、集合時間に店内を警備員1人が見回った程度。上海や北京の繁華街などでも警備を強化した様子はなく、警官もほとんどいなかった。

 上海市関係者は、香港が発信地とみられるインターネット上の呼び掛けは、規制により「大陸には入っていない」としており、情報のブロックに成功したとの認識を示した。

 ネット上には、当局への抗議の呼び掛けのほか、事故を機に民主化を求める「中国ジャスミン革命」集会を開こうとの呼び掛けが書き込まれていた。(共同)

産経新聞 2011.7.31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110731/chn11073117350007-n1.htm