【北京時事】新華社電によると、中国を公式訪問中のスーダンのバシル大統領は29日、胡錦濤国家主席と北京の人民大会堂で会談した。スーダン南部の独立が7月9日に迫る中、北部のバシル政権との友好関係発展を確認した。
 バシル氏には、スーダン西部ダルフールの紛争をめぐる戦争犯罪容疑で国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている。国際人権団体は中国の訪問受け入れを批判しているが、ICC非加盟国である中国は、これを無視し、バシル氏を歓迎。独自の外交路線を誇示した形だ。
 胡主席は会談で、「国際情勢やスーダンの国内情勢がどう変化しようと、対スーダン友好政策は不変だ」と発言。中国企業にスーダンへの投資や鉱山資源開発に参画するよう奨励する方針を示し、スーダン側に優遇政策を求めた。
 スーダン南北和平をめぐっては、胡主席が対話による問題解決を要望。バシル氏は「北と南の平和安定維持を望み、南部と共に新たなタイプの国と国の関係を構築したい」と語った。

時事ドットコム 2011/06/29
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011062900862