5月28日、亡命チベット議会は正式に憲法に相当する憲章を改正しダライ・ラマ法王の政治権限を亡命政府首相らに移譲する法的枠組みを確立した。
憲章第一条によりダライ・ラマ法王は「チベットとチベット人の守護者にして象徴」と定義される。
5月28日、亡命チベット議会は正式に憲法に相当する憲章を改正しダライ・ラマ法王の政治権限を亡命政府首相らに移譲する法的枠組みを確立した。
憲章第一条によりダライ・ラマ法王は「チベットとチベット人の守護者にして象徴」と定義される。

第一条を以下試訳:

観音菩薩の化身であるダライ・ラマ14世はチベット国家の守護者、保護者である。彼は道を照らす案内人であり、至高なる指導者、チベットのアイデンティティーと団結の象徴にして全てのチベット人民の代弁者である。彼の権威は幾世紀にも渡る歴史と伝統、そして何よりも主権を与えられた人々の意思に基づくものである。故に以下の固有の権利と責務を有する。

1. チベット人民の物質的、精神的、道徳的及び文化的福利を守り増進するための助言と激励を与え、チベット問題の納得のゆく解決へ到達し、チベットの人々が心に抱く目標を達成するための努力に引き続き関与する。

2. 法王自らの発案或は要請により、チベット人民議会、カシャ(大臣室)に対しチベット人民の重要懸案について様々な形の指導を行う。これには亡命コミュニティー及びその諸機関も含まれる。


3. 世界の指導者や他の重要な個人や団体に会い、チベットの人々のために語り、彼らの懸念や利害を説明し話し合う。及び、世界中のチベット人の利害に供するためにカシャ(大臣室)が選出した代表と特使を任命する。
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チベットNOW@ルンタ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51668706.html