米国と中国が局長級で人権問題を話し合う「米中人権対話」が28日までの2日間、北京で行われた。出席したポズナー米国務次官補は同日、北京で記者会見し、中国の人権状況について「深刻な後退」があると述べ、人権対話で中国側に対し、最近相次ぐ当局による活動家の拘束に懸念を表明したことを明らかにした。
 対話では今月、中国当局に拘束された著名な芸術家で人権活動家の艾未未氏らの事件も取り上げられたが、ポズナー氏は中国側から「満足のいく回答を得られなかった」と述べ、個別の事件について中国側から詳細な説明がなかったことを示唆した。

 中国では中東の政変に倣った「中国ジャスミン革命」集会の呼び掛けが2月に起きて以降、公安当局が人権活動家を相次ぎ拘束している。(共同)

産経新聞 2011.4.28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110428/amr11042822210015-n1.htm