国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは28日、死刑執行に関する年次報告書を公表、執行数を明らかにしていない中国を除き、各国の死刑執行は2009年の計714人から2010年は同527人に減ったと発表した。
報告書は「また一歩死刑全廃に近づいた」と評価する一方、独自集計では同年も中国で「数千人」に死刑が執行されたと批判した。
 報告書によると、同年の各国別状況は、少なくともイランで252人、北朝鮮で60人、イエメンで53人、米国で46人、サウジアラビアで27人に死刑が執行された。日本は2人。欧州では09年は0だったが、10年3月にベラルーシで2人が銃殺刑になった。

時事 2011/03/28
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