【北京=大木聖馬】新華社通信によると、中国青海省やチベット自治区などにまたがり、「世界の屋根」と称される青蔵高原の氷河が、この30年間で年平均131・4平方キロ・メートル減少していたことがわかった。

 地球温暖化の影響とみられる。中国地質調査局が調査したところ、氷河は30年間で青蔵高原周辺では10%、中央部で5%減少し、近年は減少の速度が早まっている。今後温暖化のペースが変わらない場合でも面積は2050年までに現在の72%に減少する見込みだという。

読売新聞 2011年2月21日
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110221-OYT1T00171.htm?from=navlp