【北京=佐伯聡士】中国北西部の寧夏回族自治区の銀川で、30日正午(日本時間同日午後1時)前、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の中国漁船衝突事件に抗議する小規模な反日デモが起きた。

 デモの発生は今月26日の重慶以来で、3週間連続の週末デモとなった。

 目撃者らによると、市中心部の広場近くの路上に集合した十数人の大学生や高校生らが広場に入ろうとしたところ、警官隊に阻止された。約50人が中国国旗を掲げ、「日本製品ボイコット」などのスローガンを叫びながら約300メートル行進したが、警官に国旗を没収され、2人が拘束されたという。約30分後、警官隊から解散を命じられ終了。破壊行為などはなかったという。

読売新 2010年10月30日
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