新華社電によると、ノーベル平和賞受賞が決まった中国の民主活動家、劉暁波氏に対し、国家政権転覆扇動罪での実刑を確定させる控訴審判決を出した北京市の高級人民法院(高裁)の報道官は29日「(劉氏への授賞は)中国の司法主権への粗暴な干渉だ」との談話を発表した。

 報道官は「(劉氏への)判決は事実と法律の根拠が十分に備わっている」と述べ、同罪が成立すると主張。さらに「政権と社会制度に危害を加える行為を法律に基づき裁くのは、世界の大多数の国で行われているやり方だ」として同罪適用の正当性を強調した。

(共同)

産経新聞 2010.10.30
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