2010 年10月、評論家の石平(せきへい)氏は先にテレビ朝日の報道番組「サンデースクランブル」で、中国大陸に住む中国人として初のノーベル賞受賞となった人権活動家・劉暁波氏の平和賞受賞が一切伝えられていない中国での報道について、「彼らはいつも都合の悪いニュースは遮断する。あの(中国共産党の一党独裁)体制は情報の操作によって成り立っている」と指摘。「(当局が)神経質になるほどこのニュースを遮断するということは、逆に北京は体制維持にそれほど自信がない証拠だ」と分析した。

また、中国は1989年の天安門事件から20年以上が経過し経済の発展をもって国内の矛盾を覆い隠し民主化、政治改革という課題を先送りして来たが、市場経済と独裁政治の矛盾がますます大きくなり行き詰まっていると指摘。インターネット普及などにより当局による情報封殺が難しくなっている点を挙げ、「中国政府が過剰反応する時には焦っている証拠であり、人権運動の反転のひとつのきっかけになるかもしれない」としている。

そのうえで、ノーベル平和賞受賞をめぐる一連の動きにより、中国がいかに異質な国であるか国際社会が分かればいいことではないかと述べ、国際社会がもっと声を上げて中国に圧力をかけてほしいと要望した。(文章/NK)

レコードチャイナ 2010-10-23
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