中国の通信社、中国新聞社電によると、中国で最大の漁業監視船が完成し、広東省湛江市で29日引き渡し式が行われた。南沙(英語名スプラトリー)諸島に派遣され周辺海域を警備する役割があり、南沙諸島の領有権を争うベトナムなど東南アジア諸国との間で摩擦が激化する可能性がある。

 監視船は2500トンで、ヘリコプターが搭載可能。航続能力も6千カイリと監視船で最も高い能力を持つという。中国の漁業監視船は沖縄県・尖閣諸島周辺でも航行し、日中間の摩擦の原因にもなっている。(共同)

産経新聞 2010.9.30
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