2010年8月24日、米誌フォーブスは、経済成長の著しい中国が米国を越えられない4つの理由を紹介した。

先日、中国の実質国内総生産(GDP)速報値がドル換算ベースで日本を抜き、世界2位に浮上したとのニュースが世界を駆け巡ったが、記事では「あと40年は米国が世界の首位に君臨する」としている。以下が、中国の発展を阻む4つの障壁。中国メディア・環球時報がこれを伝えた。

■淡水資源の欠乏
中国では多くの淡水資源が汚染にさらされている。1人当たりの備蓄量では米国のわずか5分の1しかない。北米は汚染されていない水資源が豊富で、また水の使用効率も高い。一方の中国は今後もますます多くの工業用水、農業用水、生活用水が必要となる。

■国内資源への不安
エコロジーや再生可能エネルギー関連の政策に注力している中国だが、現状として、全エネルギーの3分の2を石炭に依存している。将来的には、石油の輸入にも頼らざるをえないだろう。反して北米では大量の化石燃料が未開発のまま残されており、その埋蔵量は中東に次ぐものである。

■食糧生産の限界
淡水資源が不足すれば当然、食糧生産にも関わってくる。さらに予測では、将来的に多くの農地が酸性雨や水害に侵され、トウモロコシなど主要穀物の確保を輸入に委ねる状況も考えられる。また、経済成長に伴い、豚肉や牛肉など高タンパク食品の需要も高まってくる。一方の米国は現在も、多くの農業製品で世界最大の輸出国である。

■加速する高齢化
70〜80年代に急速な経済発展を遂げたアジアの一部国家と同様、中国でも今後10〜20年以内に高齢化や出生率低下による労働力不足に脅かされることになる。予測では、2050年までに人口の31%が60歳以上となり、4億人が高齢者となる。社会保障制度の整備されていない中国で、彼らの扶養はその子供たち世代にのしかかってくる。(翻訳・編集/愛玉)

レコードチャイナ 2010-08-28
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