2010年8月23日、中国の北京とチベット・ラサを結ぶ京蔵高速道路で100キロに及ぶ渋滞が14日から9日間も続いていることに、複数の外国メディアが注目。「人類史上最大の渋滞」などと報じられている。環球網が伝えた。

米CNNは23日、「毎朝の地獄のような渋滞にイライラしきりのあなた、中国に生まれなかったことを幸せだと思うべき」と報道。車から降りて道路上でのんびりとトランプに興じているドライバーたちや、道端で食べ物を売り始めた露天商などの姿を紹介した。

23日付英紙ガーディアンは「人類史上最大の渋滞現場へようこそ」と題した記事で、京蔵高速道路でおびただしい数のドライバーが立ち往生を食らっており、人類史上最長で最大の渋滞を引き起こしていると報じた。

記事によると、400人を超える警察官が出動し、露天商が法外な値段で食べ物や飲み物を売らないよう監視するなど、現場の整理にあたっている。あるドライバーは「ここでコンサートでもしてくれたらいいのに」とイライラしながら話した。記事は、渋滞解消まで1か月は必要だとの見方を示している。(翻訳・編集/NN)

レコードチャイナ 2010-08-25
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